「北のカナリアたち」

北のカナリアたち」を観ました。

冒頭のシーンの海の景色。それぞれの海の上空に全て「天使の梯子」がかかっていました。

一人一人の大事な命が、みな違った形で天国に繋がっていることを象徴するような素敵なシーンでした。

湊かなえさんの「往復書簡」の一編「20年後の宿題」を映画化したものです。

主演は吉永小百合さん。それにしても、本当にいつまでも美しいかたです。
20年前の役も全く違和感なく美しいままでした。

歳を無理なく重ねながら美しさを保っている素晴らしいお手本です。
結局生き方なんだろうな。


「たとえ明日、世界が滅びようともりんごの木を植える」という格言を子供に話して仲直りを促すシーン。

20年の間、一年に一回送られてくる、ただ「生きてる」という言葉だけのハガキ。

サスペンスという括りですが、それは違うなぁ。強いて言えば人生のミラクル。

「頂いた命の尊さ」ということかな?と自分の解釈です。

人それぞれ、感じるところは違うと思います。それ程沢山のテーマが交錯して、、、
やっぱり人生のミラクル!です。


あちこちから、鼻をすする音が、、、かくいう私も怒涛の涙が止まらず。。
しゃくりあげないよう、息をつなぐのにたいへんでした。^o^

今日の空