土偶〜ストーンサークル〜お祝い
今日の日曜美術館は「土偶 命の息吹から生まれたアート」でした。
ゲストはグラフィックデザイナーの佐藤卓さん。
縄文時代は魅力的と思っていましたが、土偶の紹介を通して、
その真骨頂というか、神髄が更に明らかにされて益々納得するのでした。
土偶は生きる事そのもの。
自然のリズムの中で生存して生かされている。
単純、明快、ピュアな精神性。
自然〜感謝の気持ち〜受け取る素直な気持ち。
秋田県鹿角(かずの)市の縄文後期の遺跡ストーンサークルも紹介されていました。
<参考>
夏至の日に太陽が重なるように設計されているそうです。
縄文時代を表現すると、、豊かで繊細で緻密で大らか。。。そんな感じです。
厳しく過酷な自然と対峙していたには違いないのですが、それを凌駕してしまう高い精神性がみなぎっている感じです。
そんな精神が連綿と東北地方そして、日本に宿っているに違いない。
ヨガのクラスでご一緒する秋田出身の方から今日こんなお話を聴きました。
先日100歳になられたおじいさんが亡くなられた。
93歳の時、雪おろしが大変ということで秋田郊外から市内のマンションに移り独り暮らしをしてきたという方
93歳まで雪下ろしをする家に独りで暮らしていたことに驚きです。
そしてその年齢で居住場所を移るという決断、行動力に脱帽です。
100歳になった時に、敬老の日に国から頂けるお祝いを楽しみにしておられた。
そして敬老の日にお祝いを頂き、笑顔で写真を撮り、その二日後に穏やかに眠るように亡くなったとのこと。
お葬式のお写真は亡くなる2日前の、その笑顔のお写真。
素晴らしい命の終わり方です。
庭には、今もなお咲き続ける朝鮮朝顔(るこん草)です。
紅い色は漲る生命力を感じます。