空気感が急に秋!そして春樹さん

今朝のお散歩は、空気感が急に秋にかわったと感じました。

ガラッと。。昨日までと全然違う。

散歩道の沼地


私の好きなカーブの道。稲刈りも終わりました。




そういえば、村上春樹さんが今回もノーベル文学賞を逃しました。
まぁ。いいじゃないの。そんなもの(失礼)って感じですけど。


調度2年前の春、1Q84の3が出版され、予約待ちの状態で漸く手元に届いた時はうれしかったなぁ。


その当時3冊揃って嬉しくて撮った写真。


ヤナーチェックなんかも聴いてみたりもしたなぁ


ヤナーチェック1Q84の冒頭に出てくるのですが、
先ほどその部分読み返して、なるほどって思いました。

『ヤナーチェックは1926年にその小振りなシンフォニーを作曲した。(中略)
フランツ・カフカは2年前に不遇のうちに世を去っていた。ほどなくヒットラーがいずこからともなく出現し、その小ぢんまりした美しい国をあっという間にむさぼり食ってしまうのだが、そんなひどいことになるとは、当時まだ誰ひとりとして知らない。
歴史が人に示してくれるもっとも重要な命題は「当時、先の事は誰にもわかりませんでした」ということかもしれない。
青豆は音楽を聴きながら、ボヘミアの平原を渡るのびやかな風を想像し、歴史のあり方について思いをめぐらせた』



『先の事は誰にもわかりません』っていうのが1Q84の主題のひとつで、それが最初にちゃんと提示されてるんだなぁ。



1Q84の世界は月がずっと見守ってる感じ。最後にこんな台詞があります。

「満月はもう過ぎている。今は三分の二くらいの大きさ。
でもそれでいいの。月さえ見えれば」

「月をごらんになるのがお好きなのですか?」

「それは大事なことなの」と青豆は微笑んで言った。「とても」



・・・だから、私は春樹さんの世界が好きなのかなぁと思うのでした。