ふでばこ
"How many pencils(pens) do you have?"
こんな風にHowを使った疑問文&複数形をお勉強中の中学校のあるクラス。
お勉強の内容はさておき、びくっりしたのは、筆箱の中には、平均20本くらいの
シャープペンやら、蛍光ペンやら、ボールペンがどっさり入っていること。。。
ザックザックという感じです。子供自身も把握していない。
中には40本近い子もいます。
第一、最近の筆箱は『ふでばこ』って言わないみたい。
『ペンシルケース』の横文字よろしく、厚さ5cm〜10cm、お嬢様仕様の化粧ポーチみたいです。男の子もスポーツメーカーのロゴが入った渋い黒だったりして、大きさはポーチなみ。
昔(どれほど昔かは、ご想像にお任せしますが)私が中学生だった頃『筆箱』には、
鉛筆が4〜5本、消しゴム1個、赤鉛筆(青と半分の)1本。こんなもんでした。
翌日の授業のため毎晩寝る前に鉛筆を削って教科書を揃える。
というルーチンワークをこなしてました。
今やシャープペンの時代ですから、鉛筆削りなんてしたことないのだろうなぁ。
少子化により、売る物をアレンジして、あの手この手で消費拡大させる意図が見え隠れします。
と同時に、今の日本を象徴するような物資に溢れた生活がオギャーと産まれたその日からつきまとってしまう運命を背負わされた現代の子供達。
物が豊かになっても幸せかどうかは、別問題です。
特に消費経済拡大の犠牲になっているような場合は。。。
環境の浄化は、自然界ばかりでなく、こんな風に物質世界にとっても必要なこと。
両者はあらぬ方向へとすごい勢いでスパイラルしているみたい。
次の世代を担う子供たちにとっては、迷惑なことばかり・・・えらいこっちゃ。
ごめんね。
さて、今日でこの中学の授業も終わりです。
いつも、君たちの笑顔で癒されていたよ。
たくさんエネルギーもらったよ。
ありがとうね。
階段の掲示物